コムテックZERO806V徹底レビュー

今回はコムテック製レーダー探知機ZERO806Vを徹底レビューしてみたいと思います。

発売時期 2019年1月

真っ先に衝撃の事実を申し上げますと実はこのモデルは現在(2019年7月12日現在)生産終了となっています。発売わずか半年という驚異的スピードで絶版になっちゃいましたね。理由はこうでしょう、レーザー対応機ZERO807LVが発売されたからだと思います。普通に考えて皆さん807LV買いますよね。近々レビューもしてみたいと思いますので乞うご期待。(書きました→ZERO807LV徹底レビュー)ZERO806Vは現在のところまだ手に入りますが市場在庫がなくなり次第スーっと消えていくでしょう。母体数が少ないのである意味レア機種となりそうな気がしますね。といっても価値が上がって行くような代物では決して無い訳ですが(笑)。そして最大の謎はZERO805Vは生産終了機種に挙げられていないということです。なぜでしょうか、ZERO806Vだけ闇に葬らねばならぬ何かあったのでしょうか…。深読みですかね。

話がそれましたが、このサイトではこの様な奇っ怪な側面も考慮しつつ真面目に(笑)、ZERO806Vの徹底レビューをしていきます。今回もいつも通り前作のZERO805Vからの変化点に重点をおいてレビューしていきます。

ZER805Vはこちらからどうぞ→ZERO805V徹底レビュー
同時期に発売した3.2インチモデルZERO706Vはこちらから→ZERO706V徹底レビュー

ZERO706Vと機能面ではほぼ一緒なので重複内容ありますが806V、706Vの違いも比較できると思いますので合わせて参考にしてみて下さい。

それではレビューしていきましょう。

ZERO806Vから搭載された新機能と変化点

→ レーダー波識別機能 NEW

→ データ編集機能にカテゴリー別解除機能が追加 NEW

→ ユーザー投稿ポイントの種別に小型オービスが追加 NEW

→ DR-KINKアイコンの追加 NEW

→ LEDイルミが復活


レーダー波識別機能

本機種より採用となったX・Kバンド識別受信。コムテックホームページ上では特に目立った宣伝はされておりませんが、実はこの機能結構使えます。

従来のネズミ取りや固定式のオービスのほとんどはXバンド(10.525GHz)を使用しています。しかし小型オービスではKバンド(24GHz帯)が使用されている事がわかっています。このオービスに対応するためコムテックでは2017年以降のモデル(ZERO803V以降)にて小型オービスレーダー波受信対応機が次々発売されてきました。ところが、それと同時にこの対応機には大きな副作用があることもわかってきました。それが自動販売機や一部の車の近くで鳴ってしまうという事です。「詳しくはこちらで書いていますので参考にどうぞ→最新レーダー探知機の誤作動は自販機!?これがどうにも厄介で、いわゆる誤警報のオンパレード化してしまったんですね。レーダーキャンセル機能というシステムが付いているものの、「まぁ、うるさいw」小型オービスとは疎遠の地域に住んでいる、または関係ない県を走行している場合は正直なところ必要ない機能なんですよね(笑)いたずらにビビらされるか、うるさいと思うかの2択でしかないのです。なのでコムテックは考えました。Kバンドのみの感度を落とす機能をつければよいのではないか。いっその事OFF機能があってもいいじゃないかと。検知感度を落とす、ないしは完全に無効化するOFF設定はZERO805V、ZERO705Vから搭載されていましたが、これを実行すると同時にXバンドの感度まで影響するという事になっていましたが、今回はそれがありません。X・Kそれぞれで設定ができます。つまり、Kのみ落とすことができるのです。LOW設定にしておくとうるさい状態はかなり軽減されるので、この効果は絶大です。Kバンドの感度設定はデフォルト状態でLOWとなっている事から伺える様に、誤検知に頭を悩まされているユーザーに対するささやかな対応と思えます。しかし、この設定で運悪く本物の小型オービスに遭遇してしまった場合はほぼOUTと思ったほうがよいでしょう…。危険を察知したらすかさず最大感度に設定しておくことをおすすめします。

 

データ編集機能にカテゴリー別解除機能が追加

ZERO805Vまでは登録したレーダーキャンセルポイントやレシーバーのパスメモリを解除しようと思った場合、本体の設定を完全にデフォルト値に戻すオールリセットを行わなければなませんでしたが、本機種よりカテゴリー別に解除する機能が付きました。キャンセルポイントだけをリセットしたいのにオールリセットしなければならないのでリセットする度にいちいち設定をもとに戻す手間がかかっていましたがそれがなくなりました。地味な追加機能ですが、使い方しだいでうまく使うことができるでしょう。

 

ユーザー投稿ポイントの種別に小型オービスが追加

こちらも地味なマイチェンですが、ユーザー投稿ポイントの種別に小型オービスが追加されました。これで投稿すると投稿ポイントの共有サイトに小型オービスで登録できます。

 

DR-KINKアイコンの追加

待受画面のアイコンにDR-LINKが追加されました。DR-LINKとはドライブレコーダー連携接続の事で対応した同社のドラレコを接続するとこのアイコンが光ります。

 

LEDイルミが復活

ZERO805Vでは一切の光り物は搭載されておらず個人的には寂しかったのですが、本機種にて復活。ZERO803Vの時の様な感じですが、スイッチ部が無いので底部のみとなっています。805Vから感圧式から静電タッチパネルへ進化をとげましたが、その時にスイッチ部がなくなっています。それと同時にLEDのイルミも完全に無くなっていた訳ですが、今回806Vで底部のみ復活となりました。デザインを損なうことなくさり気なくイルミが搭載されているのでとても良いです。必要なければOFFという機能もありますしね。

 

その他機能はZERO805Vと同等。

 

ZERO806Vであることの優位性・ZERO706Vとの違い

大きく言えば8シリーズと7シリーズとの違いという話になります。ZERO806Vは静電タッチパネルが採用されていてタッチ感が感圧式のZERO706Vと比べ全然違います。フリック動作ができるのも楽です。静電式になってから左右のタッチスイッチはなくなりましたが、下からフリックして表示されるクリックツールパネルという機能があり特に不便することはありません。むしろ左右にスイッチが無い分シンプルでスマートに見えます。小さくテレビの様な出で立ちです。4インチ高精細液晶を搭載していることもあり画像も非常に綺麗です。目でドットがわからないくらいの綺麗さです。3.2インチの7シリーズに比べ細かい文字も見やすくこれを活かしてOBD2専用モニター化という使い方も全然有りな訳です。少々大きさに煩わしさを感じるという点に関しては致し方ないと思います。

まとめ

ZERO807LVの登場で発売わずか半年で生産終了となってしまったZERO806V。しかしX・Kバンド識別受信機能の搭載の恩恵は大きく使い方次第ではとても良い機能。あらぶる誤検知を抑えようと努力している甲斐の成果ありと感じます。この様な機能を持つものは他社になく現在のところコムテック唯一無二の機能。ユーザーに委ねられるところはありますが設定選択の自由度が上がっていて良機種と感じます。攻略パターンもだいぶ成熟してきたのでしょう。次のレーザー対応機ZERO807LVへのステップアップ一端を担っていると感じます。レーザー対応機が出ているさなかわざわざこの機種を買うのかという判断は価格を見定めてから検討したいところだと思います。

メーカーホームページ
http://www.e-comtec.co.jp/0_radar/zero806v.html


ディスプレイ動画UPしました。参考にどうぞ↓
ZERO806V

ZERO805V

最新価格チェック↓
ZERO806V

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あなたの参考になればラッキーと思いたい

 

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