2017年最新コムテック製レーダー探知機ZERO803Vを購入したので徹底レビューしてみようと思います。
このモデルは2017年最新コムテック製レーダー探知機の中で最高スペックの物となります。2017.2.24現在
発売日 2017年2月
それではレビューしていきましょう
◎外観
ボディーは薄型でつや消しブラック。
4.0インチの液晶を搭載しており高精細でとても綺麗に映る。
感圧式タッチパネルを搭載しておりユーザーインターフェイスはモーションセンサーとリモコンとタッチパネルの3パターン。画面の周りにはLEDのイルミネーションが多彩に美しく光り好みの人にとっては嬉しいデザインとなっている。
◎モーションセンサー
ZERO803Vにはユニークなユーザーインターフェイスを搭載しており、それがモーションセンサー。手を上下左右に振るだけで画面を切替できたり、一定時間かざして音量設定モードに入ったりできる。外部入力画面とも簡単に切替ができるのでそれなりに便利な機能。この機能は他社にはなくこのシリーズでしか搭載されていない。
✕超速CPU
新機能に超速CPUと記載があるが従来機種と比べ違いがさっぱり感じられない。
起動時間は遅く特に変わった様子はみられない。
✕フルマップ
この機種は他の2社の高スペックレーダーと比較しても唯一フルマップを搭載していない。フルマップがない時点でかなり見劣りしてしまう。せっかく高精細4.0インチ液晶を搭載しているのだからフルマップは搭載していて欲しかった。コムテックはフルマップに対して弱いのか、あるいはいらないとの判断なのだろうか。いずれにせよ俺氏はフルマップは欲しい派であるので残念。
◎小型オービス対応
GPSデータ+レーダー波で警報をお知らせしてくれる。
今回2017年モデルで特記すべきはレーダー波で受信という記載ができたことである。今まではGPSデータ警報のみでの対応だったが今回は違う。実際に照射されたレーダー波を受信できるのだ。これはとても優れた改良だと思う。レーダー波で受信できてしまえばこの先新しく小型オービスが設置された場合でも安心できる。本当の意味での対応と言えるであろう。
◎OBDⅡオプション対応
オプションのOBD-R2を購入すれば表示項目の幅がさらに広がる。
ハイブリッド表示項目を含め約70項目表示機能が拡張可能。
スポーツカー乗りには嬉しい機能。水温とかブースト圧とかみえちゃう。
ただ、反応速度が遅いのでガチ勢には物足りないかも。水温とかあまり変化が激しくない物の表示はgood!ハイブリッドでは普段見ることのできないエンジン回転数や電池容量、モータートルクなんかも見えちゃうからおもしろい。車ごとの対応表はメーカーホームページからチェックしてみてね。
◯無線LAN接続機能
コムテックは今回の最新機種からこのSDカードによる無線LAN拡張機能を搭載したようだ。
本体に埋込み型の無線LAN搭載機種ZERO92VSなどがあったが、オプション化して機能拡張という手段に変更したようだ。ユピテルに追従する形をとったのだろうか。ちなみにこの専用オプションSDカードは¥7000程度する。ユピテルとほぼ同じくらいの額である。拡張後にできる機能としてはGPSデータや公開取締情報、取締共有システムなどのデータが無線LANで自動更新できたりスマホのアプリを使ってレーダーの本体設定ができる。俺氏は実際にオプションを購入してこの機能を使ってみたのだが、正直な事をいうと7000円も出してまで必要ない機能だと感じた。更新は付属のSDカードとPCでできてしまうし設定も本体でやれば十分。無線化するメリットを特に感じなかった。それ故オプションなのかもしれない。
◎データ更新
コムテックの良いところはデータ更新が無料。定期的に更新データが配布されており十分満足できる。
◎ドライブレコーダー連携機能
外部映像入力に加えドライブレコーダーとの通信機能を備えている。
この機能を使うには専用のケーブルとドライブレコーダーの購入が必要。拡張される機能は
ドライブレコーダーで撮影している映像をリアルタイムにレーダー画面に表示できたりレーダー側からドラレコを操作できたりする。映像クオリティはそこそこという印象。連携用のケーブルは12Vの電源もそのまま受け渡す事ができるのでドラレコ用の電源ケーブルが必要なくスッキリできる。ただ、このケーブルは地味に分厚く硬いので取り回しがよろしくない。実際にZERO803VとHDR-351Hで連携を使用してみたところドラレコはフロントガラス上、レーダーはダッシュボードと距離があり配線に苦戦した。できればこのスペックのミラー機種が発売されて欲しいところだ。
◯受信衛星
GPSに加えグロナス、日本のみちびき、その他インドの衛星など受信可能。このあたりは従来機種に比べ特に変わり映えしておらず安牌路線。受信速度や感度も十分で特に当たり障りはない。
◎レシーバー機能
カーロケ無線、、取締特小無線、デジタル無線、取締特小無線、署活系無線、警察電話、警察活動無線、レッカー無線、ヘリテレ無線、消防ヘリテレ無線、消防無線、新救急無線、高速道路無線、警備無線、タクシー無線
昔から変わらず安定の15バンド受信。コムテックの特色としてタクシー無線が受信できる。
復調機能有り。
◯センサー類
ジャイロセンサー、加速度センサー、照度センサーの3センサー搭載。
他の2社に搭載のある気圧センサーは搭載していない。気圧センサーが搭載されていないデメリットは高速道路を走っているか一般道を走っているのか見分けがつかない事。道路種設定でオートモードという機能がありますが高速に乗っていても一般道の警報はするしその逆もしかりなので正直正確に見分けられてない印象。加速度センサーは車両にかかるG表示でレスポンスが遅くもたついている様に感じる。
◯ソフトコンテンツ
表示デザインは7パターンありOBD拡張項目を含め143項目からそれぞれを自由に設定できる。アニメ調の物はなくシックで洗練されている印象をうける。悪く言えば堅いとも言えようが、スマートでかっこいい感じ。グラフィックデザインは俺氏お気に入り。おすすめは三連メーター。ユーザー任意の警報音声カスタムやオープニング画像のカスタムができる機能も搭載されている。
↓オープニングと音声をカスタムしてみた例
まとめ
他メーカーの最新機種のバリエーションにはない4.0インチの大型液晶を搭載しており高精細でとても綺麗に映るので視認性がよく人目を惹く。マッドブラックの薄型ボディーも良く表示デザインもシックで洗練されている印象を受ける。性能面は小型ービスにしっかりと対応し本来のレーダー探知機としての機能は申し分ない。スマートで硬派なイメージのコムテック最高機種とも言えようか。今までの機能も健在でOBD2オプションを挿し込むと尚楽しめる。価格は33000円前後と高いが価格に見合った十分な機能を備えている。ドライブレコーダーと同時購入で連携を考えている人には選択肢に上がってくる機種ではないだろうか。俺氏は十分にオススメできる一台と思う。
最新価格チェック
ZERO803V
OBD2オプション↓
無線LANオプションSDカード↓
デモモード動画を撮影してみましたのでご参考にどうぞ↓
メーカーホームページ
http://www.e-comtec.co.jp/0_radar/zero803v.html
こちらの記事もチェック
https://oreno-life.com/zero802v-vs-zer803v/
https://oreno-life.com/zero803v-vs-zero703v/
https://oreno-life.com/radar-3/
あなたの参考になればラッキーと思いたい
コメント
お世話になります。自分はコムテックの84vを使用していて外部接続にバックカメラで使用しているのですがフレームレート?が低いのか凄くカクカクした映像になります。最新のコムテックでは滑らかな映像で映るのでしょうか?
上村さん
はじめまして。コメントありがとうございます。
私も過去に84Vを使用した経験がありますが確かに外部入力でのフレームレートが遅くカクついていました。当時はテレビを入力していましたが残像が多く見るに耐えなかった印象があります。その頃に比べて最近の機種はあきらかに滑らかになっていると感じています。803Vをドラレコと接続していますが映像は滑らかに動いていますよ。ただ、画面全体がが白っぽく映りますね・・・。バックカメラでの使用確認をしたことはないですが、もしかしたらバックカメラ側の映像出力のレートが遅いという事も考えられなくはないかもしれません。少なくとも探知機側は滑らかになっていると感じています。