先日紹介したトイザらスのハンドスピナー
なんとなくその出で立ちにも飽きてきて
ちょっとスパイスを加えてみようかと目論み始める。
あ、これ
中はボールベアリングだったな!!
よし
5-56吹いてみようか
世のお父さん方は大体持ってる一本。金属潤滑油のド定番!!
KURE5-56
ということで中心部のプラを分解してボールベアリング部にシュッと一吹き
なんでこんな事を思いついたかと言うと
単純に「よく回るようになるんじゃないか」と思って
と、いうことで
実際に回してみた
結果
前回の記事で何もしない状態で測定したら2分20秒は回っていました。
さて、吹いた後はどうなったかというと
10回ほど回して平均とっても1分強がいいところ
え!?全然回らん
むしろ半分・・・。
まとめ
ハンドスピナーに5-56を吹くと回転時間は最初のスペックの半分に落ちる。
回転音は静かになるがいかんせん回りにくくなる。
そ し て
実は、ここからが本題
この結果を踏まえた考察
今回の記事を見てくれた方は「へ~そうなんだ~。」と素直に思ってくださった方と「まぁ、当然だよね」と思われた方と二手に別れたのではないかと思います。
実は私はこのような結果になる事を薄々気づいていました・・・。笑
今回の件は誰しも一度は思いつくであろう発想かなと思い改悪を覚悟であえて実験をやってみたという次第でございます。ちょっとやってみたくてw
それではなぜこのような結果になったかを少し解説してみたいと思います。
知らなかった方のために参考になれば幸いです。
このような回転するボールベアリングの特性として潤滑油をさすと油の抵抗で回転は弱まっていく傾向があります。油の抵抗は粘度に起因しており粘度が高く(ネバネバ)なればなるほど抵抗が大きく、粘度が低く(サラサラ)になればなるほど小さくなります。潤滑油をさすと金属の酸化(サビ)や摩耗からの保護ができ寿命が伸びるという利点があります。自動車や自転車などには最適な用途ですが、ハンドスピナーなどのとにかく回転してなんぼの商品は潤滑油は向きません。いわゆるドライベアリングの状態で保つと良いということになります。つまりより多く回転させたければ脱脂をしてあげれば良いのです。しかし先に挙げたように寿命は早くなってしまうデメリットはあります。
ベアリングの脱脂方法ですが、ベアリング洗浄液を使うかZIPPOオイルを使うと簡単にできます。
ガラスの小瓶にベアリング洗浄液ないしはZIPPOオイルを入れてシャカシャカ振るだけ。後は取り出して拭いてあげれば脱脂完了。
直接パーツクリーナーをぶっかけてあげてもいいかも 笑
こんな感じで元あった性能、いや、それ以上の性能に戻ると思うw
今度はそれを試してみたいですね。
ではまた^^)
あなたの参考になればラッキーと思いたい
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