新型プリウスPHV試乗レポート

 

新型プリウスのPHVが2017年2月15日に発売されました。発表当初から気になっていたので試乗させていただきました。今回はその時の率直な感想を綴ってみようと思います。



まずは俺氏のハイブリッド歴紹介。

NHW20型プリウスレンタカーでちょいちょい
ZVW30型プリウス6年間所有→買い替え
ZVW50型プリウスを1年間~現在も所有中

3代目プリウスの発売以後燃費の良さに心惹かれて以後ずっとお世話になっている感じです。
ハイブリッド歴はプリウスを主軸に7年ほどです。

以前はスポーツカーが大好きで走る楽しさを満喫していましたが現在は家庭やら経済的理由ですっかりハイブリッド乗りとなっています。

そんな俺氏ですがノーマルプリウスとどう違いを感じたのかという点に重点に置いてPHVの試乗レポートをしてみたと思います。

それではレポートしていきましょう。


 

今回試乗させていただいたのはAグレードソーラーパネル非搭載車です。

外観

まず、特徴的なのはノーマルプリウスとはぜんぜん違うフロントマスクを採用してる点。35型PHVは見た目がノーマル30型とほぼ一緒でこれと言った変化を感じなかったが今回のモデルでしっかり「PHVです」という個性を出してきている。ヘッドライトは左右4灯ずつのLEDを搭載していて端の2灯がロービーム用、中の2灯がハイビーム用となっている。フォグランプやウィンカー、ナンバー灯などもLEDを採用していて至る所に惜しげもなくLEDを使用してある。ノーマルプリウスではハイロー兼用のワンビーム式のLEDヘッドランプでフォグはLEDであるもののウィンカーまではLED化されていなかった。リアハッチのフォルムも特徴的な形状になっていて波打つようなガラスが採用されている。ディーラーの方に話を聞くとこれは空気抵抗をより下げるためのフォルムだそうでこのガラスを作るのに時間がかかり発売時期が遅れたそうだ。



 

内装

車内に入ってびっくりしたのはとてつもなく大きいナビ?(もはやコントロールパネル)の画面。ノーマルでは最大9インチまでであったがPHVのものは11.6インチの大きさがあるそうで画面下部にはJBLのマーク。なんとも豪華な仕様だ。JBLはAグレード以上にメーカーオプションで実装できる仕様となっている。オーディオファンにはJBLのマーク入はひときわ満足感を与えてくれるであろう。そしてこのナビで驚いたのはDVDなどのディスクを入れるところは一切搭載されていないことである。外部メモリはUSBフラッシュメモリが接続可能だそうでこちらから音楽映像を楽しんで下さいとのこと。基本はスマホとのリンクを前提としている設計なのだそうな。

 

車内空間は運転席、助手席ともに現行のノーマルプリウスと変わりがない印象を受けたが後部座席は狭いように感じた。ノーマルプリウスは5人乗りであるが新型PHVは4人乗りとなっている点も大きな違い。後部座席もセンターコンソールが常設されていてシートは個々に分離されている感じ。あとで車内の寸法を見比べて見たのだがやはり設計段階で狭くなっているようだ。特に天井が低くなっている様に感じた。

 

 

トランク部はかなり狭い印象。これは見た目からして狭いとすぐわかった。幅はノーマルプリウスとほぼ変わりないがトランクの下に大型のバッテーリーが搭載されていて荷室の高さは18cmほど狭くなっているそうだ。大型バッテリーと特徴的なリアガラスのせいではあろうがそれにしてもちょっと窮屈。

 

 

走行性能

基本的なハンドルフィーリングや走り出しの感じはノーマルプリウスと変わりない印象を受けたがノーマルプリウスと明らかな違いを感じたのはEVモードでの走行。EVモードかつパワーモードで走行してみたが、強めに踏み込でもエンジンがかかることなく走行できモーターの力強いパワーを感じた。ノーマルプリウスではEVモードでの速度上限は60km/hに設定されているが新型のPHVは135km/hまで拡張されている。実際にバイパスを高速で巡航してみたが全然エンジンがかかる気配がない。ノーマルだと街乗りをしていてもすぐにエンジンがかかってしまう場面が多いがPHVはエンジンがかかりにくい設計になっている様で街乗りだろうがバイパスだろうがほぼモーターで走れてしまう。ほとんどの場面でエンジンの切り替わる時に発生する音とクッションを感じずに走行できてしまうので普段の感覚とは違う不思議な感じを受けた。ハイブリッドというかほぼEV車と考えてもいいのではないかと思う。電池だけで走行できる距離も68.2kmと公証されている。



 

感想まとめ

ノーマルプリウスと比べ新型PHVはEVモードでの走行性能に格段の差がある。ほぼEV車と思ってもいいのではないかと感じた。個人的には普段からプリウスに乗っているせいかあまり強い印象を受けづらくなっているが、初めてこの手の車に乗られる方は衝撃を受けるかもしれない。俺氏は5年ほど前に日産のリーフに乗って衝撃を受けた記憶があるがその時の記憶を思い返してみると、エンジンがかからない事による静かさとエンジンショックの無さに驚いた事と何よりモーターの力強い加速でスケートみたいになめらかに滑っている様な感覚を受けたことを覚えている。新型プリウスPHVはリーフほどの加速は感じられないが十分にパワーがありEV車に近いハイブリッドと感じた。短い間の試乗でしたが技術の進歩を感じられる有意義な時間でした。購入に際しては少々お値段がお高いですので燃費・補助金…等。トータルで考えて経済的にもメンタル的にも元がとれるほどの満足感を与えてくれるかが肝でしょう。

 

トヨタ公式ホームページ
http://toyota.jp/priusphv/

 

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