この寒い時期、洗濯に関する家事について我が家の住人の心情ではこの様な現象が起きます。
”寒くて洗濯物を外に干すのが億劫だ…”
”日照時間は少ないし…”
”リビングの一部を間借りして干してもご飯の臭いが移るし…”
”洗面脱衣室に干すと洗面場が狭すぎて動きにくいし…”
と、いろいろ不満「改善の伸びしろ」をもらっていたので、これらをうまく改善する方法を検討する事にしました。
現在の我が家は一軒家で、浴室乾燥機なる物はついていません。洗面脱衣室にはpid 4Mというワイヤー式の物干しを付けているのですが、普段はこれで事足りる感じでしたが冬は服が分厚くかさばるし重いので、耐荷重的にもスペース的にもこの分だけでは限界を迎えそう(もはや迎えている)という事情を抱えております。
そもそも冬は空気が乾燥しているけど、服が分厚い上に気温も低いので乾くまでの時間がどうしても長くなってしまいます。従って干されている時間が必然的に長くなるので邪魔と感じる場面が増え、さらには臭い移りのリスクも上がるという訳ですね。
一通り不満「改善の伸びしろ」の原因は見つかりました。
さて、どうやって解決するかです、、、
新たにサンルームを作るとなると大事ですし、資金ショートします…。
いろいろ考えて思いついたのは「風呂干し」
恐ろしく普通過ぎる考えですが、結局、コスト・利便性・スペースを考えると浴室に干しスペースを拡張させる事が一番理にかなっているという考えに落ち着きました。
そいや、マンションは風呂干しできる機能が当たり前の様についていた事を思いだしました。一軒家になってから何故か風呂で干すという概念がなくなっていたなと…。
我が家の風呂はTOTOのサザナというシリーズの風呂なのですが、ありがたい事に壁4面に磁石が付きます。メーカーや種類によって違うのかもしれませんが、最近のユニットバスは鋼板でできていて磁石が付くのだそうで。そういえばタカラスタンダードは壁がホーローの物があった気がします。(ちなみに俺氏は吸盤で付けるのが普通と思っていた時代の人です。←脳がアップデートできておりませんでした。)という事で、その特性をうまく利用して風呂に干せないか検討を開始。これならビスを打つなど穴あけ工事も不要なので気兼ねなくやれそうです。最初は突っ張りタイプの物にしようかと思ったのですが、棒を外したくなった時の事を考えると毎度めんどうになりそうと思い除外。
磁石系グッツに絞ってホームセンターを数件回る事に
しかし、結局いいものが見つからず…。
が、とある雑貨屋さんで良さげな商品を発見してしまう。
山崎実業が「tower(タワー)」というブランドで出している。こちらの物↓
以前もtowerの何かを買った気がすると思ったらこちら→Dyson V6 DC62 バッテリー交換で書いた掃除機のスタンドでしたね。towerブランドは金属加工系の日用雑貨においてはオシャレで質も良く、よく考えられて作られているなと感じる。少々値が張るとは思いますが、最終的には買った良かったと思える相応の価値を見出してくれる感はある。どうやら嫁氏はインスタ等々で感化されキッチン系のほぼすべてをtower製のものに置き換えてしまっているくらい気に入っている様だ。結局嫁氏も俺氏も似たもの同士という事か、そもそも良いものは良いと社会的証明によるものなのか、同じところに落ち着いてくるのは不思議である。決して山崎実業の回し者という訳ではない(爆)
と、余談が過ぎましたが、この商品が良いと感じた点は、圧倒的に磁力が強く(面積のおかげ?)フレームもしっかりしている。濡れても簡単には錆びてきそうにない加工。耐荷重6kgとある。展示品に一目ぼれしさっそく購入。
干し竿の方はいろいろ検討して回ったが、セキスイの伸縮竿ミニのSサイズを選択した。自重は500g、耐荷重は5kgまでとtowerとの相性も良さそう。(ちなみにこれより長いタイプを選択すると耐荷重が3kgとなってしまう)樹脂製で軽く錆びる心配もないし、両端がU字型になっているおかげでU字の受けにはピッタリである。これなら転がる事もなく安定して使えそうだ。そして何より安い。カインズで税込980円。
これにプラスで擦れ防止とガタツキ防止目的でNRスポンジも購入しておいた。これを切って両面テープで貼りU字部に挟み込もうという作戦。
さて、仕上がりやいかに↓
想像していたよりはるかに違和感なく良い感じ。これは常駐案件になりそうな予感。towerの受け皿の下の方にフックが付いているが、今のところ使用用途が無いため無視する事にしようw。
実際の使用事例↓
ごちゃごちゃ感は否めないが(笑)これにより干しスペースの拡大に成功し以前の干場であった洗面脱衣スペースが洗濯物で邪魔になる事から解放された。そして思わぬメリットが得られることに気づいた。右の写真に写っている様に下に除湿器とサーキュレーターを2台おいているのだが、これが思いのほか効果が大きい。というのは風呂自体が小さい空間であるので戸をしめておくと乾くスピードが圧倒的に早い。デシカント方式の除湿乾燥機は送風が次第に温風化し始める特徴があるのですが、これが狭い空間内にすぐいきわたるので30℃設定したエアコン部屋にでも居るかのようである。それもあってか乾くスピードが速く、尚且つ風呂自体の乾燥にも一役買っている。これでカビが生えにくくなれば有難い限りである。
さて、ここで思う事がひとつ。最初から浴室乾燥機をがあればいいんじゃね?という事になりそうです。しかし、家によってはつけられない事情もあるだろうし、メンテ面も気になるだろうし、そこまで考えてなかったという事もあろうかと思いますので、こういった後から対策でも有効にできるというという事が伝われば幸いかと。これから新築の人は最初から設置するかは悩んで悩んで悩みまくったらいいと思います(笑)
ちなみにこの設備に到達するまでのコスト(だいたい)を上げてみるとtower干し竿受け台2600円、セキスイ干し竿1000円、NRスポンジ500円、パナソニック衣類乾燥除湿器20000円、アイリスオーヤマサーキュレーター3000円×2 合計30100円 約3万円あれば実現できる事になる。それに比べ浴室乾燥機はこの4倍近くはかかるかと…。
という事で、「浴室に洗濯物を快適に干したい」という内容でしたが、この改善は寒い時期に限らず春先の花粉、黄砂、PM2.5の時期にも役立ちそうだし、夜に洗濯する事も多々あるので、長い目で見ればオールOKとなりそうなので良かったです。
あなたの参考になればラッキーと思いたい
コメント