これまでに整備録で何度か登場したワゴンRさんですが、とうとう15年目の車検が迫ってきました。中古で俺氏のところに来たときは妻の足車として車検が切れるまでの1年間乗り潰そうと考えていたのですが、何度か構っているうちに愛着が沸いてしまい継続して乗ることにしました(笑)
というかこの車。実はもともと私の車でして、新車時に購入してその後手放していたのですが、巡りに巡ってまさかの私のところにまた戻ってきたというミラクルな縁をもった車なので、愛着が倍増してしまっているのも無理はないです。
では、さっそく整備にかかります。記事内容はいつもの整備録用。
事前にネットで交換グッツを入手。これを選んでいる時が一番楽しい説はありますが、とりあえず買ったものをざっと紹介しておきます。
エアロワイパー 2本 1500円
バッテリー 1個 3000円
エアコンフィルター 1枚 1180円
リアゲートダンパー 2本 2996円
エンジンオイル添加剤 1本 2300円
バックランプ 2個 1550円
ヘッドランプ HIDバーナー 2本 1780円
ホイールナット 16個 2480円
送料税込み 計16786円 「安かろう良かろう」を目指して部材のほとんどをオークション、フリマサイトで購入しました。たまたま、なんちゃら祭りのおかげでクーポン等を最大限駆使できたので実際にかかった金額は12323円でした。細かい部品紹介は順を追って書いていこうと思います。
偉そうなことは言えませんが、整備基本中の基本、まずは掃除です。何年間か分の小石をダイソンさんで吸ってあげます。いつも思うのですが掃除していると自分の怠慢さに引くぐらいゴミが出てきますね(笑)
ワイパー交換です。左before・右after 通例通りゴムだけ交換をしてもよかったのですが、今回はブレードごと交換のエアロワイパーなるものにしてみました。格好つけて言えば「トーナメント式から欧州車でよく見られるフラットタイプに交換した」とでも言ってみましょうか。ガラスとの密着が良くなりふき取りが良くなった様に思います。幸いにも心配していたビビリ音も無く良かったです。これで1500円とはコスパ良すぎじゃない?デザインの好き好きは人それぞれなのでなんとも言えませんが、個人的には昔ながらのトーナメント式の方がしっくりくると思っている人です。交換方法は箱の説明に書いてある通りフックを外して付け替えるだけなのですぐできます。間違ってもブレードを外した状態でアームをバチンとやってしまわないように注意です。ガラスにヒビイッてまいますよ。作業時間5分
続いてバッテリーの交換です。ホームセンタのナフコで正月のセールの時に税込み3000円で購入していたもの。たぶんネットより安いです。規格は40B19Lを使用します。この手の激安バッテリーの中身は大体G&Yuバッテリーです。外装箱を変えていろんなところで売られているイメージ。安くても十分使えるので良いものだと俺氏は思っています。バッテリーを外してみるとなんだか見覚えのあるルックス…同じくG&Yuバッテリーが…。まさかと思うのですが、7年前手放す前に私が交換したものがそのまま付いてるんじゃないか説が浮上しています(笑)そうだとすればやはりこのバッテリーの実績の高さが実感できますね。当時は厳冬期にいきなりバッテリーデッドに見舞われ焦って24時間開いているトライアルで購入した記憶があります。バッテリーはマイナスから外して、付ける時はプラスから付けましょう。作業時間10分
ボンネットを開けていますのでそのままの流れでHIDバーナーの交換です。MH22Sのバーナーの規格はD2Sです。右がbefore左がafter、年数相応に焼けていますし光量も減っていると思います。交換方法は割愛しますが、カバーを反時計回りに回して外し、バーナーを押さえているピンを押し込んで跳ね上げれば取れます。だいたい固いです。交換時の注意点は油がつかないようにバーナーのガラス部に触れないことです。車検が通り外見も視認性も良いであろう6000Kを選びました。万が一光軸がズレていても車検時にしれっと修正してもらおうという作戦です(笑)作業時間10分
ついでにワコーズeクリーンプラスを注入します。遅効性で途中添加可能なタイプなのでとてもお手軽です。ちなみにエンジンオイル自体は先日交換したばっかりなのでちょうどよいタイミングです。このエンジンにはまだまだ頑張ってもらいます。作業時間1分
内装に移ります。エアコンフィルターの交換です。助手席のグローブボックスを取り外し、フィルターケースのカバーを外せば簡単に交換できます。力わざのみで工具不要です。左がbefore右がafter一見キレイそうに見えますが、ヒダの間にはびっしりホコリが詰まっています。ちなみにカメムシも挟まっています(笑)作業時間5分
続きましてリアゲートダンパーの交換です。ダンパーの圧抜けでスカスカです。別に交換しなくても騙し騙し何とかなりますが、トランクを開ける度にギロチンの恐怖におびえるのもかなりのストレスです(笑) まずは交換前準備、あらかじめリアゲートを何かで支えておかないと大変な事になりますので家にあった100均の突っ張り棒で支えておきます。交換は意外と簡単で、金属のU字ロックをマイナスドライバーで浮かせて手前に引っ張るだけですぐに外れます。取り付け時は位置が微妙に違っていたりするので取り付けるところの先端を回して調整しながら付けました。交換したものは社外品の安いやつですが、3000円でギロチン恐怖とおさらばできるのであれば幸せです。なんの問題なく使用できました。
最後にバックランプをLED化しました。明るさ云々もそうですが、バック時のオシャレさも増しました(笑)
以上で整備終了。あとは車検入庫時にホイールナットを渡してついでに新品に交換をお願いしておきます。以前この時→(MH22S ワゴンR マフラー交換)に磨いたホイールナットはすぐに錆びました。防錆処理してないので当たり前と言えば当たり前なんですが…(笑)
これにて車検に挑みます。
小物はあらかじめ自分でやる旨は伝えてあるので車検は最低限のチェックとブレーキフルード交換、それと浮いたお金でATF交換を依頼してみました。人生初のATF交換です。ひと昔前は多走行車のATF交換は壊れると言われ断られていた覚えがありますが、最近はそんな事もなく逆に進めてくるのですね。ちなみに今回の車検は黄色い帽子のお店です。専用の圧送機を持っているとの事でそれなら大丈夫かと思いお願いしました。費用は税込み7400円。走行距離は11万キロ弱です。後日その効果を検証してみたいと思います。
2022.3.20追記
車検から戻りしばらく走行してみました。ATF交換の効果のほどを備忘録。
寒い時期という事もあってか、車検上がり後の2、3日の街乗りでは正直、交換前と大差ないと感じていましたが、後日高速道路に1時間ほど乗る機会があり、高速から降りた後の街乗りで劇的な変化があった事に気づきました。ATFが完全に温まったのか、細部まで新油が行き渡ったのか、まず信号停車時のアイドリングが静か、振動が少ないというか。次に変速ショックが少ないというか、変速のタイミングが早くなった気がします。気がしますというか確実になっています。とてもスムーズな変速。新車ってこんなだった?って思うほどアンチエイジングした様です(笑)たぶん、めちゃくちゃ汚れていたんでしょうね。こんなに体感できる車両で良かったです。逆に普通車や大型車の方がシステム自体が大きくパワーがあるので霞んでしまって体感しずらいのかもしれないですね。これは大満足でした。
あなたの参考になればラッキーと思いたい
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