今回は腕時計の話をしてみようかなと思います。
とある時計雑誌を読んでいた時に一瞬でこころ惹かれた腕時計がありまして、その名はダンヘンリーというブランドの時計。
今まで国内未入荷だったのであまり聞いた事のないブランドかもしれません。アメリカを拠点とした時計ブランドでブランド名でもあるブラジル出身のダンヘンリー氏が創設したブランド。
このダンヘンリー氏はアンティークウォッチの熱狂的なコレクターで40年余りかけて数え切れないほどのアンティークウォッチを収集してきた方なのだそう。
その方のコンセプトは有名なアンティークウォッチは非常に高価でなかなか買うことができない、ならば自分の欲しいと思うデザインの時計を安価で実現してしまえばいいのではないかというのが始まりなのだそうで、これがまたハイセンスでめっちゃカッコイイ。
アンティークウォッチと言えば古いからアンティークであるのが筋というものだけど、別に自分の思い描くアンティークデザインのウォッチを現代的に安価で作り上げてしまえばイイんじゃないかというこのコンセプトはまさに俺氏の考えに驚異的に合致してしまい、速攻欲しくなってしまったという経緯。
上述に今までは国内未入荷だったと記載しましたが、これまでは海外のサイトから直接問い合わせて買う方法しかなかったんですが、今はなんと恵比寿駅の近くにあるお店で買えるという情報を聞きましてすかさず買ってきました。
恵比寿駅近くにあるContinuer/コンティニュエというお店です。お店ができてまだ1年くらいらしいですが、店員さんもフレンドリーでいい感じ。※上の写真はお店の写真ではありません(笑)
そこで買った時計の品番はといいますと1963のBlackと1939のBlack。勢いで2つ買ってしまいましたね(笑)
1963などの数字はその年代を表しているのだそう。
お値段はそれぞれ1963が税抜29000円で1939が税抜28000円
比べてはいけないとは思うが、この年代のマジ物のオメガ、ブライトリングなどに比べれは桁違いでお手頃。当たり前なんだけどね。
それではこれらの時計のレビューを自分なりにしてみようと思います。ちなみに俺氏は時計好きだけどマニアレベルで詳しい訳ではないので詳しい方が見てたらお手柔らかによろしくお願いします。薄目・遠目で
DAN HENRY 1963
本体はプラスチックの円筒ケースに格納されています。
これを開けると布とレザーでできた収納ケースが顔を出します。
この紐を解いていくと、出てきました御本尊。ギャランティーカードとナイロン製 NATO ストラップも付いています。
正面から見た画像。1960年代のパイロットクロノグラフをモチーフにつくられた1963。ザ・パイロットウォッチって感じでカッコイイ!!
主なスペック
ケース径42.5mm、スレンレス素材、ムーブメントMIYOTA 6S20、ベルト・本革イタリアンレザー、1/10秒クロノグラフ、50M防水
側面から。厚さ14.4mm リューズにはDHの刻印
裏面にはロッキード社超音速偵察機SR-71ブラックバードが施されています。ベルトにはITALIAN LEATHERと刻まれており革のいい匂いがなんともたまらない。ベルトの交換はイージークリックシステムを採用されておりワンモーションで簡単に外れる仕様になっている。
装着してみるとこのような感じ。私は手首が細い方ですが42mmのケースもしっくりきます。フルメタルの機械式時計ではないのでなんてたって軽い!
あとで気づいた事ですが、針とインデックスに蓄光塗料が施されています。アンティーク調に緑が焼けて黄色になった風の色をしてるのも味が出てるなぁと感じます。
1963 まとめ・感想
このDAN HENRY1963は、よくよく見てみると1960年代のブライトリングReference765AVIと酷似しているので(パクリ)リスペクト作品じゃないかと思う。私の好み的にはドストライクなのでめちゃめちゃ気に入っています。いずれにしても3万足らずでこのデザインの時計が手に入るのは驚きです。機械式に比べメンテにもお金がかからず、ムーブメントはMIYOTAで日本製なので安心できますし電池も4年ほど持つ。ちなみにこのMIYOTAの6S20ムーブメントはデイト機能がついているみたいですが1963では隠されてしまっているようですね。しかし、総じて大満足!!世界限定1963本生産。
MIYOTA 6S20 ムーブメント
http://miyotamovement.com/pdf/manu_6S20.pdf
次に同時購入した1939もレビューしてみたいと思います。
DAN HENRY 1939
こちらも1963同様プラスチックケースを開けるとギャランティーカードとナイロン製 NATO ストラップが付いています。ストラップのデザインが1963とは違っています。
正面から。1930年代のミリタリーウォッチをモチーフに作られた1939。タキメーター、テレメーター、パルスメーターが搭載されておりデザインに手が込んでてこちらもとてもカッコイイ!!これで大砲からの距離が測れるね。
主なスペック
ケース径41mm、スレンレス素材、ムーブメントMIYOTA 6S21、ベルト・本革イタリアンレザー、50M防水、60分クロノグラフ、反射防止サファイアコーティング有機ガラス
側面から。厚さ13.9mm リューズは玉ねぎクラウン形状でプッシャーも大きい
裏面には温度、燃料消費量、圧力、速度の換算表が刻まれていて手が込んでる。こちらも1963同様ベルトにITALIAN LEATHERの文字が刻印されておりイージークリックが採用されている。
装着した様子。こちらも違和感なくしっくりしたつけ心地でいい感じ。
1939まとめ、感想
こちらの1939はおそらく1930年代に作られていたZAIS WATCHに酷似しているのでリスペクト作品じゃないかと思います。ZAIS WATCについては謎が多く私もよく知りませんが当時物の写真と1939を見比べてみるとそのデザインの再現性が凄い事に気づきます。アンティーク時計の独特な雰囲気が伝わり高級感を演出しています。タキメーター、テレメーター、パルスメーター、裏蓋の換算表も搭載されており機能面も十分 ←どこで使うのだ!? 笑 ムーブメントは1963とは品番違いのMIYOTA S621が採用されている。違いは1/20クロノグラフが搭載されていない事。デイト機能も搭載されているがこちらも同様隠されている。いずれにしても1963同様3万足らずででこのレベルの時計が手に入るのだから驚きだ。アンティークファンにはたまらない一品になるだろう。世界限定1939本生産。
気になった方はチェックされてみてはいかがでしょう
あなたの参考になればラッキーと思いたい
Continuer
http://www.continuer.jp/
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